ShojonoTomo ArtWorks

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ショウジョノトモのブログ【アーティスト情報!】

美術家「ショウジョノトモ」のアート活動や最新情報をお知らせするブログです。
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大きなミュージアムのフロアーに設けられた
高さ3M50CMの壁に囲まれたいくつかの部屋。
その内、一番ミュージアムの奥に作られたROOM5が私の部屋。
外は真っ暗にされ、新宿歌舞伎町の街を連想させる
縦のネオンサインで、それぞれの作家の名前やタイトルが展示されていた。

日本髪を21世紀的に表現した部屋とタイトルは「髪」
なんだかかわいらしい

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今回特にこだわった紅い道、、、その先の子宮が
なぜかモニターで隠れている!
これはどう見ても日本人ならお賽銭箱にしか見れないー!
(近日中に当初の予定の場所へ移動)
この道は、7歳から0歳にむけて、神の子供に戻る神聖な道。
最初はこれを菖蒲園のような渡り廊下にするつもりだったが
ハンディキャッパーの方を考慮するとこの部屋では
ほぼ渡り廊下になってしまうことが判明であきらめる。
(最初は赤ちゃんのぴーぴーサンダルのソールを敷き詰めた紅い道を想定)

紅い狼の鳥居は、スカンジナビアの宇宙神話にある、
月と太陽をおいかける狼をMIXしたもの。
色んな国に残る伝説には、共通項が多い。

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HOW TO DISPLAY

2010年child playのテーマ、、、

「七歳までは神様の子供」という753から得た伝承から、
私は2009年に三枚の着物をに制作した。
そして2010年、私が創造したのは
では。。。。
「神の子供の居る世界」とは?

それがこの壁画です。

空と大地の両親を持つ神は、3つの顔を持つ龍の姿をした
日本の神イザナギ・イザナミ。
日本の(アダムとイブ)のような存在の2人は
大和の国のを創造した神さま。
そして
子宮に人間になる前の「魂」を宿している。
そこは人間の世界につながる扉でもある。

その子宮と、狼の鳥居をつなぐ朱色の道は
0歳から7歳までの時を表し、三歳、五歳、七歳と、徐々に裾を広げていく。
(日本の三歳から7歳の平均身長サイズを縮小表現した、参道でもある。)
つまり、鳥居の外は人間界であり、7歳を過ぎた人間と、神の子の境界線を表す。
様々な国で考えられた、宇宙の誕生、創造神、神とは?
そして魂が父と母を選び、この世に生を受けて産まれた理由。輪廻天性。。。
それは誰も知る由もない。

AKAIMICHI


●鳥居とは?
神社の門として、神様の居場所(聖域)と人間の世界との境界を表すもの。
一般には、参道の入り口に立てられるが、神社がなくても神域であれば立てられ
ることもあります。
●神社とは?
神様をまつる場所。本殿と呼ばれる建物の中に神様が置かれています。
●参道(朱色の道)
鳥居をくぐった後、神様にお参りするための道。
朱色は、魔力に対抗する色ともされていて、古代の宮殿や神社仏閣に多く用いら
れている。
ショウジョノトモは、このCHILD PLAYにおいて、朱色は、神の子の世界を表し、
人間の世界を白と考え表現している。
又、日本の祝事には紅白を用いることが多い。
●きつね
神様のお使いをする動物として、日本において多く祭られている。

●リス
神々、人間、死の3つの世界はトネリコの木の根でをつながっていた。
リスはその三世界をつなぐメッセンジャー(スカンジナビア人の神話宇宙より)
●霜の巨人
3つの世界の内、人間界には巨人が住んでいた。
彼らは大自然の精霊の集団の一員である。(スカンジナビア人の神話宇宙より)
ショウジョノトモはこの巨人を女子高生の姿で描いている。

●太陽と月を追いかける狼
二対の狼が太陽を食べてしまうと、日食が起こると考えられていた(スカンジナ
ビア人の神話宇宙より)

In 2009, Shojo no Tomo made three pieces of kimono artworks, according to a japanese folk legend that every child belongs to God until the age of seven. This year she created this wall painting from her image of “The world where Children of God are”

The figure of Goddess in this wall painting has parents who are the rulers of the sky and earth. She is also a manifestation of Japanese God and Goddess, Izanagi and Izanami (Adam and Eve) who appear in the shape of dragon with three heads. She harbors spirits which yet become humans in her uterus. The uterus also symbolizes a door to the human world. The vermilion-colored road between the uterus and the gate where the guardian wolves are represents the age of zero to seven. It gradually broadens when the children grow the age of three, five, and seven. (The approach also stands for the condensed version of average height of children from the age of three to seven in Japan.)

In other words, the outside of the gate is the human world and the boundary between Children of God and humans over seven years old. For a long time, people in various countries have been thinking about such as the birth of the universe, God and its creation and what are Gods really? How the spirits select their father and mother to be born from, and the reason why we come into this world, reincarnation.... Nobody knows the answer.

鳥居写真

● Torii
It is a shrine gate and shows a boundary between God's ground (sanctuary) and the human world. In general, Torii is built at the entrance to shrine, but also can be found any places considered as a sacred or pure space.

● Shrine
It is a place enshrines God. God enshrined in a building known as Honden (the main building).

● The approach (The vermilion-colored road)
The way to worship God after passing through Torii. The vermilion-color (Shu-iro, also known as cinnabar) is considered to
counter magical powers and often used in ancient places, shrines and temples. In the artworks "Child Play", the vermilion color represents the world of Children of God and the white represents the human world. In Japan, red and white are often used on festive occasions.

● Fox
In Japan, fox is believed to serve Gods and the symbols and statues of fox can been seen in various shrines and temples.

● Squirrel
Gods, humans and death. These three worlds were connected to one another by ash tree roots. Squirrel was the messenger connecting all three World (from the universe of Scandinavian mythology).

神話

● Frost Giants (Jötunn)
Of these three different worlds, Frost Giants lived in the human world. They were one of the members in the nature spirits. (from the
universe of Scandinavian mythology) Shoujo no Tomo painted Frost Giants as high school girls.

●Wolves chasing the sun and moon
In ancient times, the eclipse was believed to occur when a pair of wolves ate the sun. (from the universe of Scandinavian mythology)



english by リンド サヤカ
september 2010



私の部屋を訪れてくれたお客さんの図

ファッションに興味があってみてるんだろうな~
とものすごい人数のコスプレさんを見ていたら、
なんとおばあちゃん発見!
このものすおいtokyo nightに出向いて、私の作品を見てくれた
このスエーデンのご老人は何を思ってくれたのか?
現地に居たらぜひ話しかけたかったな。。

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写真、翻訳、そして現地情報をすべてヘルプくださった
リンド サヤカさんそして旦那様
昨年の状況や情報をくれたアルビストATUKOさん
本当にありがとうございました。

他にも日本でお手伝いくださった皆さま
無事9/17に展覧会はスタートしました。
最初の予定から大幅にずれたり、8ヶ月の長期展示のために
空気ビニールの立体や、子宮の音をしこんだオルゴールなどが展示出来なくなったことなど
残念なことはありますが、日本に帰国した時に再現展示が出来る様に頑張ります。
スエーデンにいらっしゃる方はぜひ、スエーデンの目を通した
日本文化とショウジョノトモの作品をご覧になってください。

ANIMATION---TOOWA2
MUSHIC ---GO TO 80
SUPER HELP ---MEME MACHINE GALLERY&BIKOUSYA
PHOTO---GENRO KITAJIMA AND ASIST DAISHI SAN
SOME HELP-------
GENRO KITAJIMA,ROGER,NAKKI,CHAR CYAN,MARI SUZUKI,NAOKO WARAYA.HARUHIKO MASUYAMA,MAYUTAN
MAKOTO YOSHIDA.OGAWA FAMILY,RED HOT MAMA,YUKARI NISIZAWA,NAMI MATSUMURA
ETC...本当に感謝感謝です。ありがとう


ohoto by リンド サヤカ and anders from go to 80
thank you very much.

and thank you very much AIA JUDES.
YOU GAVE CHANCE SHOW SOME ART AT SWEDEN.
AND I SAY THANK YOU TO PERSON OF WOLD CULTURE MUSEUM ANS SOME HELPER AND GEST.
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さて、
今回いろんな事が重なり、現地に行けなかった残念な私が
報告を受けたオープニングパーティーはこれらあああああああ!!
「TOMO大盛況ダッタッよ」べえあああああああ
確かに大盛況!この長蛇の列、ボリュームにはびっくり

もはや、渋谷にいくよりスーエーデンに行く方がマンバに会えるなんて
誰が思う?

北欧家具に始まるおっしゃれーなスエーデン、青い目にブロンド
日本人が憧れるソノヒト達が、顔を焦げ茶色に塗ってマンバに変身するなんて
もはやいばっていいのか?

昨年のオスタリカミュージアムでは、もっと日本の伝統を重んじ
ARTとFASHIONの接点のある人をセレクトしていた。
パーティーに来た人たちも、もっと柔く、ワンピースのチョッパーがいたくらいで
微笑ましい。。ってかんじだったけど
今回はパンチききまくりです。
三倍以上のボリュームと、KIMONO FUSHION(着物の融合)
(日本の昔のFASHIONや文化と今のMIX)を協調したらしく
カラオケ、メイドカフェ、アニメコーナーなどが設置され
オープニングパーティーは「あげは」の名でクラブが?

パーティーに招待されていたスエーデンの友人(私のアニメに音を提供してくれたGO TO 80のANDERS)
から、すばらしいよTOMO!とエキサイトなメールを貰ったが
私のどよよんモードはつづく。。

私がオーガナイザーの意図を100%理解出来ていなかったからか?
いや、日本にまで来て、いっしょに図面を持って話したとき彼女はこういった
「TOMOの作品は表面的にあるKAWAIIとか、ファッションに適するはおいておいて
その奥にある、ダークなものやブラックユーモアを私は知っている」
私はそれが好きだ」と言ってくれた。(私の英訳?いい様に勘違いしてたか?)

かくして、私はこのJAPAN EXPO的な意向を全く知らずに
昨年制作した753のテーマから
「神様の子供達の居る所」を作成した。

しかし、私のそのテーマが伝わったとは思えない。
だって、神様の道を示す赤い道の先には
人間界と神様の世界を行き来する龍の子宮につながる企画だったのに
なぜかその子宮の部分に映像モニターが設置されているのだから。

英会話教室に通うか?寒さ覚悟でスエーデンに飛ぶか?
でも、嬉しそうにコスプレしてる人たちの笑顔を見ると
敷居の高い、ARTとか美術のうんぬんかんぬんばかりでは
こうも人をわかせる事はなく、このような国際的なミュージアムの前に
長蛇の列をつくることはないだろう。
きっかけはなんであれ、私達はこの人たちに出会えたのだと思えてきた今日このごろ。

そして
現地で、テーマや写真撮影をして頂いた
サヤカさん、昨年私の作品を元に論文を書き
現地情報をくださった アルヴィストあつこさん
本当に、精神的にもささえられました。
言い切れないありがとうを送ります。

そして日本で励まし手伝ってくれた方々にも沢山の感謝を
ここで再度お伝えします。

そして、私の今後の課題は、私の制作の意図や想いを
どう日本でも伝えていくか?

ショウジョノトモの作品とROOM5風景はつづく



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